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「ER」1st season 第13話 その5+5th season 第11話その2「針刺し事故」


患者さんを刺した針を誤って自分に刺してしまうことがあります。
針刺し事故です。患者さんが感染症を持っているとその感染をきたす危険があります。
針刺し事故は採血などの他にメスなどを使用しているときにもおこります。
また血液が結膜などの粘膜に付着しても起こりうるので、ゴーグルをするのです。
医療従事者が常に気をつけなければならないことです。
ただ実際には感染がおこることはほとんどないと言われています。

ドラマではHIV感染だけが問題になっていますが、肝炎ウイルスもあります。
HIVよりも肝炎ウイルスの方が感染力は強いのです。

1st season 第13話 その5
■4分08秒–5分01秒
Hathaway Ns が患者の靴のなかの注射針を刺してしまいました。
しかしなぜ靴のなかに注射針があるのでしょうか。
麻薬の常習者かも?

■6分24秒–6分54秒
One of 250 if the patient is infected.
 感染があれば250分の1(つまり0.4%)の確率。

When Ubaldo wakes up, I will try and consent him so we can test him.
 彼が目を覚ましたら、検査を受けるように説得するわ。

line 5th season 第11話 その2

■26分00秒–26分35秒
Knight 君がarteryを探しています。
radial artery 橈骨動脈が触れないのでbrachial artery 上腕動脈で採血しています。
ところが針刺ししてしまいました。

■27分58秒–28分45秒
患者さんのHIV 検査を行います。

Without his permission?
 患者さんの同意なしに?

とても重要な質問です。
Dr Carter は同意なしにできると答えています。

日本では同意が必要です。
前述の1st season でも同意が必要だと言っています。

■33分01秒–33分26秒
結果はnegative でした。
しかし半年後に再検査です。
感染の初期では検査が陽性に出ないことがあるからです。
window period と呼びます。

この2つのepisode とも患者さんが浮浪者風になっています。
ちょっとドラマ制作者の偏見を感じます。

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