■18分27秒―41秒
Dr Rossが少年にレントゲン写真を見せて説明しています。
That is your first broken bone.
少年が左腕を動かさないように支えています。
左鎖骨clavicleの骨折のようですね。頻度の高い骨折です。
付き添いの姉?から暗いところでよく転ぶことを聞き出しました。
そこでDr Rossは簡易視野検査を始めています。
お互いに片目で見合って(眼球を動かさないことを確認しながら)
自分と相手から等距離に指を動かして、見え始めた位置を確認します。
これで視野欠損や視野狭窄などの大まかな見当がつきます。
■21分48秒―22分14秒
Nurse のHathawayは高額な検査をすることを批判しています。
しかし、Dr Rossが危惧した通り網膜色素変性症retinitis pigmentosaでした。
retina:網膜
ophthalmologist:眼科医 2回目Hathawayのセリフでの字幕は誤りです。
ophthalmology:眼科
■29分18秒―30分30秒
両親に説明しています。
ただ骨折の診断をするだけではなく、その原因までつきとめたのです。
“よく転ぶ”という言葉を聞き流さないことが重要です。
脳神経疾患・筋疾患などの初期症状でも“よく転ぶ”ことがあります。
私も、転倒して手関節骨折で受診された方が「最近、よく転ぶ」とおっしゃったので、詳しく診察・検査すると慢性硬膜下血腫chronic subdural hematomaだったことがありました。