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「ER」4th season 第10話 その1「視交叉」


■3分19秒–3分54秒
■4分45秒–5分20秒
■8分49秒–9分09秒
視力がなかった男性がDr Benton に頭を触ってもらって視力がもどった。
と騒いでいます。
Dr Benton は詐病だろうと相手にしません。

■18分43秒–19分34秒
しかし、1年前の診療録では、ほんとうに視力がなかったようです。
患者の友人―下肢麻痺の男性が、「直してくれ」とやってきます。

■25分05秒–25分37秒
Dr Benton が触ると動かなかった掃除機まで動き始めます。

■30分47秒–31分47秒
また見えなくなった、と来院します。
CTを撮影しよう。

■35分43秒–36分15秒
CTで視交叉optic chiasmにとても大きい頭蓋咽頭腫craniopharyngiomaがありました。
数年前から視力がなかったはずです。(字幕の「視交差」ではなく「視交叉」)

That explains the blindness.
(画面のCTでたしかに視交叉に大きな腫瘍が写っています)

視神経optic nerve は眼球から視神経管を通って頭蓋骨のなかで、
トルコ鞍(Sella turcica)の上で半分ずつ交叉します。
このためトルコ鞍の脳下垂体(pituitary grand)の腫瘍や、
トルコ鞍に発生することが多い頭蓋咽頭腫のために圧迫されます。
このとき、最初は両耳側半盲(hemianopsia)という特徴的な症状をきたします。

しかし、この患者ではもう視力全体が失われているようです。

■39分54秒–41分20秒
手術などの説明をします。

このドラマではなぜ一時的に見えたのか、説明がないので疑問が残ります。


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