ERが化学汚染されて大混乱となります。
この15話の題「緊急脱出」:原題 Exodusは “出エジプト記” にちなんでいます。
(海が割れる場面が有名ですね)
ERの患者が皆避難する場面からつけられました。
■17分16秒–19分14秒
化学薬品に汚染された傷病者が、同僚のトラックで直接運ばれてきます。
(救急隊なら除染してから搬送するのに…)
bag and seal the clothes:衣類を袋に密閉する。
Benzen:中毒症状は頭痛・眩暈・痙攣・意識障害などがあります。
Dr Weaver が倒れてしまいます。
Ativan:抗痙攣薬の名前です。
■19分37秒–22分50秒
double bag all of the contaminated clothes.
汚染された衣服を二重の袋に
contamination:汚染 ⇔ decontamination 除染
Did you call HazMat?
汚染の処理班を呼んだのか?
They’re on the way.
こちらに向かっているところよ。
Haz-Mat:hazardous material:危険物 ここではその処理班のことを指しています。
次々に搬送される患者。ERは大混乱に陥ります。
Dr Carter は全員ERから退避させる決断をします。
We’re going to evacuate the entire ER.
evacuate:退避する
ここで重要なことは汚染された人は屋外へ、そうでない患者はcafeteriaへと
分けたことです。指示するDr Carter があたかもMoses のようです。
Send home any non-urgent cases now.
緊急でない患者は帰宅させろ。
■22分58秒–23分34秒
Jerry が緊急時のmanual を探していますが、種々のマニュアルが多すぎて
肝心なときにわからない。これも緊急時によく起こる問題です。
積み上げられたマニュアルが皮肉です。
■23分48秒–24分20秒
cafeteriaが臨時のERとなっています。
■24分20秒–24分30秒
汚染された人は駐車場です。
■24分30秒–25分30秒
coronary artery disease:冠動脈疾患 すなわち狭心症か心筋梗塞です。
dopamine drip:ドパミン(昇圧剤)の点滴をしているので重症です。
ACLS:advanced cardiac life support
■27分00秒–28分18秒
駐車場でシャワーを使って除染が行われています。
warm zone 汚染された人のゾーン
cold zone 汚染されていない人のゾーン
ERはHot zone と言っています。汚染された区域なので、より危険です。
warm zoneの人はシャワーを浴びて除染が済んだらcold zone に移ります。
■29分10秒–30分16秒
cafeteriaが臨時のERとなっています。
Dr Carter が臨時の隊長です。
■32分48秒–34分33秒
呼吸困難の患者が出ました。Dr Carter が助けに入ろうとします。
warm zone なのでsuit :防護服を着ないとだめです。
「じゃあそれを着せてよ。」「着るのに15分かかります。」
というわけでDr Carter はwarm zone に入ってしまいました。
「あと数分で除染が終わるので待て。」「そんなの待てないよ。」
入ってしまったDr Carterを救急隊長が “He’s dirty now.” 汚染されてしまった。と言っています。
Dr Carterが挿管しています。
EMT:emergency medical technicianおよびParamedicは日本の救急救命士にあたる。
みるみる呼吸状態がよくなりました。
でもDr Carter はシャワーを浴びなければなりません。
■34分54秒–35分20秒
おかげでこの患者は良くなりました。