トップページへ

「ER」5th season 第6話 その1 腸閉塞

■10分15秒–10分40秒
Dr CarterがDr Bentonに相談しています。

Sixty-eight-year-old male with a history of previous abdominal surgery.
 68歳の男性。開腹手術を受けたことがあります。

腸閉塞(ileus)は開腹術後の癒着性が最も多いのです。
ですから、開腹手術の既往は重要なのです。

small bowel obstruction:小腸の閉塞。
air fluid line:立位のレントゲンで腸管内の空気と液体で水平線のようにレントゲンに写る。
鏡面像。ニボー niveau と呼びます。
a stepladder pattern(stepladder sign):
この鏡面像が連なって脚立(というよりstep階段)のように見えます。

腸閉塞(ileus)の重要なレントゲン所見です。



ちなみに臥位のレントゲンでは小腸のKerckring襞が並ぶと魚の骨のように見えるので
herring bone sign と呼びます。(herring:にしん)

洋服生地などの柄で「ヘリンボーン」もこれです。
日本語では「杉綾織り」と言います。

「ER」目次へ


このページの上部へ