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「ER」5th season 第12話 その2 「二重盲検試験」


■2分00秒 – 2分35秒
Dr Ross が新しい鎮痛剤を投与した患者の父親と話しています。

「この新薬はよく効くね。情報が欲しい。」と言われて
Dr Ross が double blind study だからわからない。と答えています。

新薬と言われると、実際はそうではなくても効果が出る場合があります。
これを偽薬 placebo効果:プラシーボまたはプラセボ効果
と呼びます。

ですから新薬の効果をみるためには、真の薬と全く同じ色・形の
効果のない薬を投与された群と、真の薬を投与された群で比較しなければなりません。

さらに投与する医師も、真の薬か偽薬かを知っていると、
投与する患者を選んだり、効果の判定に不公平が生じることがあるので、
投与する医師も、どちらかわからないようにします。

このように二重にわからなくするので、
二重盲検試験:double blind studyといいます。
double blind study ではない効果判定では、評価されません。


視覚のない状態をblind:盲と呼びます。

行き止まりの状態を「盲端」と呼びます。
先が見えないから。

大腸の最初の部分は行き止まりになっているので「盲腸」です。
盲腸:cecumの先には虫垂appendix がついています。
3rd season 第14話 その1 参照)


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